1 健康のために何か運動をと思っていたところ、令和元年にリリースされた某位置情報ゲームの影響もあって、ウォーキングを始めました。令和2年4月に緊急事態宣言が発令されてからは、それまでのように気軽に家族と旅行に行ったりすることができなくなり、休日になると専らウォーキングを楽しむようになりました。
ちょうど1回目の緊急事態宣言が発令された頃に放送されたテレビドラマ「歩くひと」をご存知でしょうか。原作は漫画で、登場人物の台詞がほとんどない、主人公がただただ散歩するという異色の作品です。
このテレビドラマの影響もあって、週末になると、「歩くひと」の主人公のように、「ちょっと歩いてくるよ。」と家族に言い残して家を後にするようになりました。自宅が比較的郊外にありますので、少し足を延ばせば田園風景を歩くことができます。風を感じながら自然豊かな風景を歩き回り、これまであまり目を留めることのなかった木々や草花などを眺めながらのウォーキングは至福の時間です。
2 始めのうちは1日に3kmほど歩くと疲れていましたが、歩く距離はどんどん伸びていきました。今では1日に10km、長時間歩くときは1日に20km歩くようになりました。ジョギングに切り替えてもっと長い距離を走ることに挑戦しようと思ったこともありましたが、膝を痛めるのが怖くてウォーキングを続けています。
いろんなところを歩きました。自宅のある奈良から、暗峠奈良街道という旧街道を通って大阪まで歩くこともありました。この暗峠奈良街道は、奈良から西へほぼ一直線に伸びる、大阪までの最短の街道です。奈良と大阪の県境にあり、石畳が残っている暗峠は、奈良盆地までが一望できる絶景スポットです。そこから大阪側の麓まで、約2.5kmの急勾配の坂道を下っていきます。この暗峠奈良街道は、私のお気に入りのコースの一つです。
3 もともと旅行が好きなこともあり、少し遠出をしてウォーキングをしたいと思うようになりました。ちょうどその頃、ウォーキングを始めるきっかけの一つとなった某位置情報ゲームで、日本100名城キャンペーンというイベントが始まりました。日本100名城というものを知らなかったので調べてみると、日本城郭協会という財団法人が平成18年に発表したもののようです。
さて自宅のある奈良県ではどの城が選ばれているかとみたところ、高取城という耳にしたことがないお城でした。これも調べてみると、高取城は、日本三大山城の一つで、麓から本丸までの高さを意味する「比高」が390mと日本一高い山城のようです。
俄然興味が湧いて、週末に高取城を目指して出かけました。麓にある観光案内所に立ち寄ったところ、御城印というものが販売されていました。店員さんに聞くと、御城印は、御朱印のお城版のようなものとのことでした。そこの観光案内所には綺麗な御城印帳が販売されていたこともあり、この御城印帳を御城印でいっぱいにしたいと思うようになりました。
令和3年11月から日本100名城巡りと御城印集めを始め、この原稿を書いている令和4年4月時点では11のお城を巡り、10枚の御城印(大分県にある大分府内城では御城印が販売されていませんでした。)が集まりました。
4 これから、趣味のウォーキングとあわせて、残り89のお城巡りと御城印集めを楽しんでいきたいと思っています。
ウォーキングとお城巡りを続けていく中で、不測の事態に突然会い、今のように弁護士業務に全力投球できなくなるときが来るかも知れません。
そのようなときにも安心できるような備えとして、弁護士登録してすぐに日本弁護士国民年金基金に加入しておいてよかったと思います。
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